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倉場富三郎(1870-1945) 英名: Thomas Albert Glover
彼は、幕末から明治維新にかけて活躍した著名なスコットランド人貿易商 Thomas Blake Glover の次男として1870年12月8日に長崎に誕生しました。
学習院を卒業後、米国の Pennsylvania University, Medical Colledge で生物学を学んだ彼は、帰国後、父が設立していた「ホームリンガー商会」の社員/重役を歴任し、第二次大戦前まで長崎の実業界/社交界の中心として活躍しました。ホームリンガー商会は、1907年に長崎汽船漁業を設立し、イギリスから輸入した鋼製トロール漁船により五島沖などで操業を開始しました。グラバー図譜の編纂が始まったのはちょうどこの時期であり、水揚げされた魚介類を見て生物学を学んだ彼が、図譜の編纂を思い立ったことは想像に難くありません。
その後、第二次世界大戦が始まると、混血児だった彼はスパイとして官憲のきびしい監視の中で苦難の生活をおくりました。そして、終戦直後の1945年8月26日、彼は自ら命を絶ってしまいました。 |
長崎県立長崎図書館 所蔵
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