工部省所管「長崎造船局」
目録番号: 5314  ( ID:5314 )
撮影者: 上野彦馬
アルバム名: 上野彦馬アルバム
撮影地域: 長崎
年代: 1874
色彩: モノクロ
形状: 258x192
整理番号: 102-20-0
キーワード:
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安政5年に日本は開港し、長崎港の東側である東山手・大浦・南山手に外国人居留地が造られた。しかし、開港する前の安政4年(1857)には長崎港の東側、飽の浦地区(現在の三菱造船所)では、幕府はオランダ人ハルデスの指導のもとに、大型船の建造を目的とした長崎製鉄所の建設を始め、文久2年(1862)に完成させている。この長崎製鉄所は、主に機械施設が中心の工場であった。二本の煙突のある鍛冶場は、ボイラー室で煉瓦造の建物である。右の建物は、日本で最初に鉄製のトラスの小屋組を採用した轆轤盤細工所で、多くの工作機械が据え付けられていた。この写真は完成直後の飽ノ浦製鉄所である。写真中央に見える岬は、稲佐地区である。その対岸は、西坂の丘である。長崎市街地は、左から右にかけて、西坂から出島にかけての市街地の沿岸部が見えている。長崎大学附属図書館には、少し時代が新しい写真【目録番号978(整理番号21-3)】がある。