幕末・明治期日本古写真超高精細画像
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1439 生麦事件の現場
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目録番号: 1439
撮影者: F.ベアト
撮影地区: 横浜
撮影年代: 明治以前
アルバム名: F.ベアトアルバム
色彩: mono
形状: 304×238
   
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  文久2年8月21日(1862年9月14日)、薩摩藩主の名代、島津久光の一行400人の行列に馬を乗り入れたイギリス商人リチャードソン(Richardson,Charles Lenox)が殺害された。その現場の光景である。生麦村は神奈川宿に近く、記録によれば、幕末には店舗が建ち並び、市街化が進んでいたと言われるが、この写真から見ると、まだ農村の風情を見せている。リチャードソンの一行4人はここを通り、外国人に自由な通行が認められていた遊歩区域の東端に当たる川崎大師に行く途中、薩摩藩の行列と遭遇したのであった。犯人の処罰と賠償金の支払いを求めるイギリスは、翌年春横浜に軍艦を集結し、7月には薩摩藩と交戦、鹿児島城下を焼き払った(薩英戦争)。これに懲りた薩摩藩はかえってイギリスに接近し、仇敵だった長州藩と組んで倒幕に踏み切るようになる。